初心者が自分でHSコードを調べる方法(難しい編)

2022年5月30日



みなさんこんにちは、macbanbanです。

この前はHSコードを調べる方法(簡単編)をお知らせしました。

いかがでしたか?

難しかったですか?

今日はもっと難しい場合のHSコードを調べる方法です。

ですので、前回のが難しかった場合は、

ちょっと大変かもしれません。

でも、ゆっくり順番通りにしていけば、

そんなに難しくないです。

なぜなら、自分では調べられないので、最後は助っ人にお願いするからです。

それでは、自分でHSコードを調べる方法(難しい編)を見て行きましょう!



基本的な調べ方は簡単編と同じ!

例えば、「ステンレス製ボルト」を輸入するとします。

実行関税率表でまずは何類かを調べます。

まず必要なのは、材質形状用途その他特徴と製品の写真やカタログといった情報です。

  • 材質  ステンレス
  • 形状  棒状
  • 用途  金具の締め付け
  • 写真

材質がステンレスなので、73類の「鉄鋼製品」を調べます。

調べていくと73類は「7326」まであります。

調べなくてはいけないHSコードはかなりの量です。

残念ながら、まず73類のHSコードは全部見てください。

分からなくてもいいですので。



73類を見ていくと、「7318」のところに

「鉄鋼製のねじ、ボルト、ナット、コーチスクリュー、スクリューフック、リベット、コッター、コッターピン、座金(ばね座金を含む。)その他これらに類する製品」というところがありました。

とりあえず、このHSコードを選定します。

次に、他の条件を見ていきます。

普通のステンレス製のボルトなら、

「7318.15」になります。

その他にそれらしいHSコードが他にもあれば、

それを選定しておきます。

73類を全部チェックして、他に目ぼしいHSコードがなければ、

「7318.15」で申告を予定します。



まだ「7318.15」と決めつけてはいけない!

「7318.15」に目星ををつけたら、次は税関に電話します。

税関は税関でも本関と呼ばれる税関に電話します。

輸入通関する税関の事務所ではありません。

その地域を管轄している本部のである本関の税関です。

各本関の税関にはHS番号を特定する専門官である「関税監査官」というような職員がいます。

そこの部署に電話をかけて、自分が調べたHSコードで大丈夫か確認します。

その際必要なのは、先程調べるときに使った

  • 材質  ステンレス
  • 形状  棒状
  • 用途  金具の締め付け
  • 写真

です。

必要であれば商品の写真やカタログをメールで添付して確認します。

たまに違うHSコードを教えてくれることがありますので、

その時は、ご自身でどちらのHSコードがよりその商品ふさわしいか選んでください。

輸入申告は、輸入者の申告により行います。

税関に教えてもらってHSコードで申告してもいいですし、

最初に自分で調べたHSコードで申告しても構いません。

自分で調べたHSコードで申告した場合、税関から説明を求められる場合があります。

HSコード自体はどちらでもいいけど(本来そんなことはいけませんが)、関税が高いからこっちというように税関から指摘・誘導されることがあるかもれません。

その場合はきちんと理由を聞き、納得いかなければ自分が調べた方で申告して構いません。

関税が低い方のHSコードなら、そのまま従って申告しても構いません。



なぜ本関の税関に電話するのか?

申告する税関が分かれば、そこの税関に問い合わせればいいのでは?

と思う人もいるでしょう。

確かに、各税関にも「関税監査官」らしき人がいるようです。

それはそれでもっともなのですが、

なぜ本関に電話して確認するかというと、

本関で確認したHSコードはまず変更されることがないからです。

最寄りの税関で確認した場合、

「実際に輸入申告時に本関の税関に確認してください!」

ということがたまにあります。

すると、HSコードを変更させられる可能性があるのです。

しかしまず本関でHSコードを確認し、

輸入申告する税関で税関職員がHSコードに質問が来ても、

「本関の〇〇監査官に確認済みです!」と言えば、それで終了です。

本関の関税監査官が一番強いので、その他の税関職員が何をいってもHSコードを覆すことができません。

(最寄りの税関で指定したHSコードが本関の監査官から覆されることはありますが・・・)



HSコードを一回で確定するためには、本関に電話して確認するのが一番いいのです。

これが自分でHSコードを調べる方法(難しい編)です。

最後は税関に電話して聞いてしまうということですが、

注意して欲しいのは、ただ単に「ボルトのHSコードを教えて欲しい」ではダメということです。

材質や用途、写真やカタログなどを準備し、

HSコードもある程度自分で調べた上で、確認するといいうこと。

それであれば税関でHSコードの確認をしてくれます。

丸投げではダメということです!

どうでしたか?

ちょっと難しかったかもしれませんが、できそうでしょ?

一番楽なのは、輸出する前に輸出者からHSコードを聞いておくことです。

そして、インボイスやパッキングリストにHSコードを記入してもらい、

それを持って輸入申告するといい。

よほどHSコードがずれてない限り、そのHSコードが使えると思います。

輸入の際HSコードは重要ですので、

輸入が決まったらすぐにHSコードを確認し、

他法令を確認しましょう!



輸出入

Posted by macbanban