木下富美子氏が東京都議会議員を辞職!
みなさんこんにちは、macbanbanです。
東京都議会議員の木下富美子氏が辞職することになりましたね。
昨日記者会見が行われ、その旨を発表しました。
辞職自体は予想通りでしたが、その理由については個人的にはビックリでした。
何とお父様を持ち出してくるとは。
やはり4ヶ月雲隠れをし、粛々と高給を受け取り続けた人の辞職理由に“納得”する人(そういう人だからここまで逃げ回ったのね?)という人もいれば、“信じられない”という人(常識では有り得ない!)もいたようです。
とにかく、違った意味ですごい人だと思いました。
多少事実誤認があるかもしれませんが、そこはご容赦ください!
辞職理由は、“お父様の安全が脅かされたから!”
今回木下富美子氏が公の場に出てきたのは、都議会からの再三の要請や都民やメディアからのプレッシャーからだと思います。
記者会見をするという段階ではすでに辞職の情報が流れており、辞職表明には驚きはなかったですが、辞職理由には驚きでした。
辞職理由は、“お父様に安全が脅かされたから”だそうですが、一体どんなふうに脅かされたのでしょう。
自宅に石などを投げ入れられたのか、それとも誰かが押しかけてきたのか?
そのような行為が行われたのであれば、それは受け入れられないことでしょう。
そして、“ご家族が危険に晒されるなら、辞職する”という考えも分からないでもありません。
ですが、その原因を作ったのは誰なのか?ということを木下富美子氏は分かってないようですね。
免許停止中に車を運転してはいけないことは、運転免許証を持っていた人なら誰でも分かるはず。
(運転免許証を持ってない人でも、大半の人は分かる)
その免停中に車を運転し、事故を起こした。
確かに車の事故は基本交通違反だけに留まりますが、木下富美子氏は東京都議会議員です。
一般人なら大々的に説明責任を追求されることはまずありませんが、議員は公人だと思いますので多くの場合説明責任が追求されます。
今回は投票日前の事故のため、それが分かっていれば当選できなかったかもしれないという事情もあります。
それに無免許運転が“7回”あったとの話もあるようです。
“7回”って!
“1回”だけでもダメなのに、“7回”ってもはや“交通違反”の範疇を超えて、“犯罪”と呼びたくなってしまうレベル。
今回都議会の要請にも全く応じず説明責任を果たさない木下富美子氏に対して、結果的にお父様の安全が脅かされた(本人談ですので、どこまで本当かは分かりませんが)のだと思います。
元々の要因は木下富美子氏ご本人にあると考えますが、そこは自覚がないようです。
議員を続けたかったなら続ければ良かったのに
木下富美子氏が議員を続けたかったなら続けたら良かったのにと個人的には思いました。
議員の立場はかなり保護されているみたい(今回の件で知りました)で、当選後1年は免職されないとか。
その後もリコールなどかなり高いハードルがあるらしい。
ご本人も代理人弁護士も“身分が保証されているのだから”みたいなことを言っていたようですので、続けていけば良かったと思います。
これから議会に出席し、政策を考え、都内や必要な場所に視察に行く。
それを政策に反映させるよう提案し、実現していく。
このこと自体はできると思います。
ただ、今の状況で木下富美子氏に協力してくれる議員はいないでしょうから、彼女のした仕事が実現する・役に立てるかは疑問ですし、続けられる状況にあるかはまた別の話。
そして、木下富美子氏に都議会議員の仕事をして欲しいかも別の話。
多くの都民は、即刻辞職して欲しいと思っていたはず。
仕事をしたかったけど、させてもらえなかった談!
木下富美子氏は、“仕事をしたかったけど、させてもらえなかった”という話をしていました。
それは、先日議会議会に来て委員会に出席しようとしたときに他の委員が退出してしまい、委員会が開催できなかったということのようです。
木下富美子氏側から見れば、それは間違っていないと思います。
自分は委員会に参加するべく議会に来たのに、他の委員が退出して自分に仕事をさせてもらえなかった。
ですが、都議会からの再三の出席要請や交通事故への説明責任を4ヶ月も果たさず、いきなり委員会に来て委員会の仕事をしようなんて、他の議員や良識ある都民が許すと思うんですかね?
一般の会社でも4ヶ月休んでたら、まずは病状の報告やらこれから頑張りますやらの話やあいさつをしてから仕事に移りませんか?
まして無免許で交通事故を起こし、そのことについての説明責任はおろか議会にすら出席しない理由を明らかにしないで議員の仕事をしようとするメンタルがスゴい!
木下富美子氏側から見れば、“仕事をさせてもらえない”のでしょうが、他の議員や都民からすれば、“説明責任なしに仕事はさせられない”と考えるのが当たり前。
しかもたった一回出席しようとしただけなのに、その一回をもって“仕事をさせてもらえない”というのは、被害妄想が甚だしい気がします。
説明責任をある程度果たし、議会にも出席してそれで委員会に出席を許されないならまだ話は分かりますが。
議会に出席するだけが仕事じゃない!
木下富美子氏は、“議会に出席するだけが仕事じゃない!”と言ったようですね。
確かにその通りだと思います。
場合によっては議会を欠席し、東京都内・都外、場合によっては海外に出張・視察をすることや政策を立案するなどの行為も議員の仕事と言えるでしょう。
ですが、議員の仕事の基本は議会に参加すること。
東京都や都民に必要な政策立案のための行動も議員の仕事ですが、それはあくまでメインの仕事じゃないはず。
それにこれまで散々議会を欠席した木下富美子氏。
議会を欠席していた4ヶ月間、一体どんな仕事をしてたのでしょうか?
都民のための政策を立案していたとしても、それを議会で提案して法制化するか実現・実行しないと意味がない。
ただ、彼女は体調不良で議会に出席できない状態だったはず。
その彼女がどうやって議員の仕事をしたのだろう?
自宅で政策立案などはできたのかな?
けど、議会参加は難しい?
今はオンラインで会議なんか簡単にできますし、そのための機材等がなければ議員報酬で購入すればいいのに。
そういう努力はしたんでしょうか?
仕事をしてない、仕事をする気が見えない人が、“議会に出席するだけが仕事じゃない!“なんて言ったらダメだと思うのですが。
代理人弁護士による“いじめ発言”?
木下富美子氏の代理人弁護士が、“都議会は木下富美子氏に対するいじめじゃないか!”みたいな発言があったようですね。
委員会に出席しようとした木下富美子氏に対して、委員会を開催しないなんて他の議員も仕事をしていないのと同じだと。
木下富美子氏側から見れば、それも間違いではないと思います。
ですが、他の議員さんが委員会から退出したことが本当にいじめと呼べるんでしょうか?
議会や都民に説明責任を果たしてから仕事に移るべきと言ってるだけでしょう。
それをしないから退出した訳で。
あれを“いじめ”と取るのは過剰な被害妄想だと思います。
また、“子供の教育上良くない“みたいな発言あったみたいですが、確かにいじめは子供の教育にいいことは一つもありません。
これも間違ってはいません。
ですが、代理人弁護士にお伺いしたい!
4ヶ月間仕事らしい仕事をせず(仕事をしてたようには見えない)、給料を全額いただくことは子供の教育に影響は出ませんか?
“仕事しなくてもお金がもらえるんですよ”というメッセージを子供に伝えることが、果たして教育上いいことですか?
仕事をして給料をいただく。
こういうことを子供達に伝えるべきではないですか?
そう考えると、代理人弁護士の発言も同意できません。
辞めたくないなら辞めなきゃ良かったのに
木下富美子氏は辞職することになりました。
会見は恨み節とも取れる内容で、残念ながら同意できる部分はほとんどありませんでした。
彼女が信念を持って仕事をしたいなら、免職になるまで続ければ良かったと思います。
議会を欠席していた4ヶ月間でどんな仕事をしていたのか。
これからどういう仕事をしていくのか。
交通事故への説明責任については、裁判があるからお話できませんみたいなことも言ってましたが、代理人弁護士がいたんだったら、話せる範囲で話せば良かったのに。
誰も裁判で不利になるような内容を話せなんて言わないと思いますが。
結局は公の場に出てくること、記者会見をすることを拒み続けた結果、このような大きな問題に発展したんだと思います。
当選後早々に説明責任を果たせば、ここまで大きな問題になることもなく、またお父様の安全が脅かされることもなかったのかもしれません。
会見の内容から彼女に同情する人・支持する人はおそらくかなり少ない。
このような結果になったのは、残念ながら木下富美子氏自身の責任だと思います。
ここまで来たら、彼女の政治生命はもう終わりだと思います。
だとしたら、何を言われようと免職・除名されるまでは頑張ったら良かったのにと思いました。
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