田澤ルール撤廃!
田澤ルールに反対した人たち
田澤ルールに賛同していた人の多くは、古い考え方を持っている人たちでしょう。
その人たちは、“日本人なんだから、日本でプレーすればいい!”という考え方しか持っていません。
だから実際に田澤選手が日本球界を捨てメジャーに入団したときには、揃いも揃って田澤バッシングだったと思います。
マリナーズの菊池投手がメジャーに進路を決めたと聞けば、12球団で流出阻止をしたとかいう噂もありましたね。
“日本のプロ野球界は、とにかくメジャーへの移籍はさせたくない”の一点張りで、そのくせ自分たちは何も努力しない。
選手たちがメジャーを目指す一番の理由は、“メジャーリーグが世界最高のリーグだから”です。
それに加え、年俸や施設など、ありとあらゆるものが日本球界よりも上だと思います。
世界最高のリーグで、待遇も設備もいい。
実力があれば、誰だってメジャーを目指すはずです。
一方の日本球界は、12球団を一つ減らそうとしましたね。
オーナーたちが力づくで1球団を減らそうとしました。
「たかが選手ごときが!」と言ったオーナーもいたそうですが、選手とファンの抵抗によってあえなく断念。
結局楽天が新しく参入し、12球団を維持することになりました。
オーナーたちは、果たして日本球界のことを本当に考えているのでしょうか?
いい選手を流出させたくなければ、自分たちが努力しろ!
日本のプロ野球界が有望な日本人選手の流出を避けたいという思いは理解できます。
しかし、その手法は最低としか言いようがありません。
田中選手、大谷選手、菊池選手、前田選手、秋山選手、筒香選手など、現在有望な日本人選手はメジャーでプレーしています。
世界最高のリーグであること・年俸が高いことが大きな理由でしょう。
日本球界に選手を留めておきたければ、日本球界は変わらないといけません。
まずは、日本球界のレベルを上げること。
そして、選手の年俸を上げることです。
田中選手の年俸は20億円を超えていると言われています。
年俸20億円が5年契約とかになってるわけです。
日本人の最高年俸はいくらですか?
6億5,000万円程度ですよね?
メジャーリーグは世界最高のリーグで、年俸で13〜14億円の差が出れば、有望な選手が日本球界に残る理由を見つけることの方が難しい。
高校生・大学生・社会人の有望な日本人選手が日本球界を経由せず、いきなりアメリカンドリームを目指してメジャーと契約しても決して不思議ではないはずです。
日本球界の中心にいる人たちは、その辺のことが全く分かってない。
自分たちの怠慢のツケを、選手に払わせようとしています!
そんなことでは、日本球界に残りたいという有望な選手はいなくなるでしょう。
日本球界は、今こそ変わらないといけない!
日本のプロ野球は今こそ変革しなければいけないでしょう!
まずは日本球界のレベルを上げること、次に年俸を上げることです。
今サッカーの人気が上がっています。
2018年のロシアワールドカップは、かなり盛り上がりました。
一方で、ワールドベースボールクラシック(WBC)は盛り上がりに欠けています。
理由は、第一線のメジャーリーガーたちが欠場しており、トーナメントの開催はアメリカと決まっているからではないでしょうか。
サッカーのワールドカップは、各国がベストの選手で戦い、優勝を目指します。
開催国はオリンピックのように持ち回りで、世界一を競う戦いです。
怪我などの特別な理由がなければ、ほとんどの選手が出場を辞退しません。
ワールドカップは、オリンピックを凌ぐ世界最高の祭典と言われています。
このまま行けば、野球はサッカーに勝てないでしょう。
野球はサッカーを追いかけなければいけない。
そういう意味では、“田澤ルールの撤廃”は朗報だと思います。
野球界には変えなければいけないルールがまだまだありますが、“田澤ルールの撤廃”は評価できます。
でも、子供たちのためにも、野球界はもっともっと変わるべきです!
日本球界の常識は、非常識ですから!